突然ですが、あなたは映画を何で観ますか?
インターネット?
テレビ?
DVDメディア?
・・・それとも、映画館?
かくいう私は、20年前までは圧倒的に
映画館派でした。
特に90年代中盤は、年間30〜40本は
シアターに足を運んでいましたね。
1週間〜10日に1本のペースです。
前売り券についてくる特典グッズ欲しさに
観た映画も数知れない(笑)
最近は、アマゾンプライムやディズニープラス、
それと意外と試聴しているのが
CSの #ムービープラス です。
今日(6月2日)も帰宅後久しぶりに
チャンネルを合わせたら、
ちょうど始まった映画のタイトルが
#デンジャークロース。
意味は「俺たちを狙って砲撃せよ!」
なんて衝撃的なタイトルなんだ⁉︎
しかも、エンドロールで
フィクションではなく実話と知り、
背筋が凍りつきそうになりました。
・・・・・・・・・・・・
時は1968年8月、南ベトナムに駐留する
オーストラリア軍司令部の基地を
砲撃が襲い、ある中隊に索敵任務が命じられます。
一行は3隊に分かれ、ベトナムの農園地帯
“ロングタン”で前進を続ける中、
その一つが総勢2,000名のベトコン兵に包囲され
全滅必至の状況に。
劣勢を睨み、総勢108名の中隊を率いる少佐は、
最後の手段として、至近距離への砲撃
「デンジャー・クロース」を軍司令部に要請。
つまり、自分たちの頭の上にも危険が及ぶ
反自殺行為的手段を、少佐は一切の責任を背負い
講じたわけです。
その決断の背景には、
「同じ死を選ぶのなら、敵の銃弾に撃ち抜かれる前に
いっそ味方の砲撃で一緒に華々しく散りたい」
という、自爆テロとも一線を画する
死に対する極限の願望が芽生えていた可能性もあります。
そのくらい、極限状態にあったのだと
十分に推察される、クライマックスの一幕でした。
結末には言及しませんが、
スチールとトレーラーを貼っておきます。
© 2019 TIMBOON PTY LTD, SCREEN QUEENSLAND AND SCREEN AUSTRALIA
ベトナム戦争というと米軍の悲劇が
どうしても強調されがちですが、
オーストラリアも、彼の地で尊い命を犠牲にしたのですね。
そのことを知れただけでも観た意味がありました。
やはり戦争たるもの、
狂気の沙汰としか思えない行為です。
映画として公になったことで
彼らの御霊が救われるとは思いませんが
(しかも興行を意識したのか
アクション作品っぽく仕上がっています)
二十歳そこそこで失われた尊い命に
黙祷を捧げます。
Prime Videoでも視聴できます。
デンジャー・クロース 極限着弾(字幕版)
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