我が家では、3年ほど前から
ネットスーパーを利用しています。
大半は米やドリンク、野菜、肉類など
主食となる食料品が多く、
おやつは滅多に買いません。
ところが、昨日画面にふと現れた
あのかっぱえびせんの新商品に目がとまり、
気がついたらカートに入れていました。
新商品の名は『絶品 五島灘の塩と揚げにんにく味』。
私は無類のニンニク好きなので、
『揚げにんにく』という文字に脳が狂乱し
「つべこべ言わずに買え〜〜〜!!!」
という指令を我が右腕に送っていました笑
味? 揚げにんにく味のえびせんですよ!
美味しくないはずがありません。
「やめられない、とまらない」
あの名キャッチコピーそのものです。
ところで、誰もが知っているこのコピー、
実は今も“生みの親”が誰なのか
まだはっきりしていないのだそうです。
これだけ有名なコピーなのに、
びっくりですね。
諸説あるようですが、最も有力な線は
考案したとする説。
2017年に発売された『週刊新潮』によると、
まだ「かっぱえびせん」が全国区でなかった頃
西日本で限定的にCM制作を請け負っていた
大手広告代理店・大広の担当者が
かっぱえびせんを手にコピーを思案していたら、
「“思わず手が出る やめられない とまらない”」
とフレーズが閃いたそうです。
その後、CM制作は電通に移り、
あの有名なフレーズとともに日本列島を席巻しました。
(週刊新潮 2017年12月21日)と主張されている。
ところが、なぜか「やめられない、とまらない」
というキャッチの発案者は長らく不明とされていました。
進展が見られたのは2010年。
先述の元広告担当者が、カルビーに対し
自らが「生みの親」であると直談判。
これがカルビー側に受け入れられ、
一時は社内報にまで掲載が決まるなど
ハッピーエンドな展開になりかけたのですが、
いつになっても掲載はされず。
代わりに「かっぱえびせんのコピーは
カルビーの社員が考案したもの」とアナウンスされ
最終的には訴訟沙汰に発展。
プライドを傷つけられた元広告担当者は、
2017年7月、カルビーに対し提訴、
1億5000万円の損害賠償を請求しています。
もしこの説通りこの元広告マン氏が発案者ならば、
ショックは絶大ですよね……。
でも、自分が発案者だと主張するのであれば
本来は発案時にクライアントに示しておくべきことですね。
後になってから言われても、何の物的証拠もない状況では
その場は仮に雰囲気的にいいムードになったとしても、
メーカーも後々対応に苦慮すると思います。
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こんな具合に迷宮に入ってしまった
伝説のキャッチコピーも世の中には存在するわけですが、
短いフレーズで商品の価値やメッセージを
見聞きする者の脳裏に刻みつける「文字の力」は
嵌りさえすれば、その価値は無限大にもなり得ます。
もしあなたがかっぱえびせんのような
名コピーライティングを生み出したいと思うのなら
ここ↓で腕を磨くことをお勧めします。
また、ランサーズはマッチングサイトですので、
クライアントも予算を決めて仕事依頼ができます。
まだ活用したことがない場合は、ぜひサイトを覗いて見てください。
それでは、また次回。
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